ご回答
パッケージに記載のある市販の90cm以上水槽用で使用するようなエアポンプでおよそ使用できます。市販のブロワーでも可能です。
具体的な吐き出し圧は16KPa以上を推奨致します。注意点として特にブロワーであり得るパターンとしまして空気の吐き出し量が
多くとも吐き出し圧がそれほどではない場合に思ったより泡が出てこない事があります。吐き出し量と吐き出し圧は別となりますので
ご注意下さい。(一般的なエアストーン使用で水深のある水槽でもしっかりと吐き出せるパワーのあるエアポンプ)
もう一つの注意点として大きめのエアポンプ等で見られる吐き出し口が複数口となっている場合もしくは、配管の過程で分岐して
使用している場合において、下記の例のような使用方法ですと吐き出し圧が適合機種でも泡が出ないことがあります。
例
吐き出し口が2口あるエアポンプで一つをスーパーバブラーVへ、もう一つは通常のエアストーンもしくはエアリフト式の底面フィルター
へつないでいる場合
上記の場合では使用しているエアポンプの強さは十分であるにも関わらず泡が出ないことがあります。それは配管において空気が行きやすい
所(例の場合はエアストーンやエアリフト式の底面フィルター)があるとそこへ優先して空気が行ってしまうためスーパーバブラーVの方へ
空気が流れていかないためです。
解決策としては2口の空気をひとつにまとめたり、全ての分岐の出口を複数のスーパーバブラーVにすることで解決します。
一つのスーパーバブラーVに対して個別のエアポンプの一口使用であれば間違いありませんが、そうでない場合は分岐の出口を全て
スーパーバブラーVにすると其々泡が出るようになります。(もしくは途中に流量調節バルブで絞りながら丁度良いところを探る)
ブロワーの場合では吐き出し口それぞれが色々な配管となっていることが多いため特に上述にご留意下さい。
一つのエアポンプに対してどれだけのスーパーバブラーVを複数分岐できるかについてですが、強さが適合範囲の一般的なエアポンプ
の場合で配管具合・状況(エアチューブの距離や使用する水深等)で変化しますが2個は可能とお考え下さい。(吐き出し量・吐き出し圧が
強ければ強いほど分岐数も多くても可能になっていきます)
最後に吐き出し圧の上限に関してですが一般的に市販されているものであればまず問題ありません。しかし、具体的に22KPa以上になると、使用は
出来るのですが泡のサイズが大きいものも混じってくるようになり見た目に影響してきます。強ければ強いほど良い訳ではありませんので、
何とも言えませんが上限は27KPa程度が限界とお考え下さい。
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ご回答
水草レイアウト水槽における昼間の使用停止、夜間の音が気になるので夜は止めるという使用方法による間欠運転に関して率直に申しますと推奨致しません。
理由ですが本品の特性上、中に入っている特殊フィルムは内部のナノ構造部分が濡れてしまうと泡の出を阻害するためです。間欠運転を
することで水中に通気せず放置される状況が続くと水圧の関係で水が特殊フィルム内へ逆進していき、乾かすというメンテナンスをする
回数が増大してしまうためです。(特殊フィルム寿命にも関わります。)
特殊フィルム自体は水を逆進させにくくなっているため水中に少し放置したからといってすぐに使用できなくなる訳ではありませんが、
水中に放置する時間が長く・頻回に渡ると濡れていきますので使用は連続運転を推奨しております。
本品の泡の特性上、水面での泡のはじきが少ないので水草水槽における添加した炭酸ガスをスーパーバブラーV使用によってすぐに空気中へ
逃がして効率を著しく下げるほどではないため同時使用を推奨致します。
どうしても水草水槽で間欠運転をされる場合はメンテナンス
回数の増大もしくは下図のような方法でお試し下さい。
上記は市販のワンタッチユニオン(別売)をエアポンプとCO2添加の配管を一緒にしてスーパーバブラーVにエアレーションと炭酸ガスの添加をタイマー・電磁弁(いずれも市販別売)でコントロールする方法です。(CO2はレギュレーターで減圧された一般的な水草水槽における炭酸ガス添加方法による。発酵式・プッシュ管などの方法では不可)この方法ですと空気・炭酸ガスという違いはあれどスーパーバブラーVを間欠運転していることにはならないので常時使用と同じ感覚でコントロールが可能になります。(ワンタッチユニオンやタイマー、電磁弁等の扱いが当社にはございませんので申し訳ございませんが自己責任にてご容赦下さい)(本品形状からもともとCO2ディフューザーではないので、CO2ディフューザーのバブルカウンター部分のように中に水を入れて使用はできません)
パッケージや取扱説明書等には空気のエアレーション専用とあるのはCO2のみの使用ですと間欠運転する可能性がきわめて高い(特にCO2は水の逆進性が激しいため)ことと耐久度がわずかに落ちることより使用できませんとしております。
いずれも推奨方法は水中にある間は常に通気を行う連続使用です。
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ご回答
まずはキャップの締め込み・ねじ山にまっすぐ入っているかどうか・中に入っているパーツ一式がキャップ締め込みの際にねじ山
へかかって巻き込んでいないかご確認下さい。本体へパッキンプレートがしっかりと入っていないといくらやっても
解消していきませんので下記の図のように、
本体を逆さにしてパッキンプレートを地面を利用して手で上から抑えながらカッチリはめこんでみて下さい。本体を逆さにした
時にパッキンプレートがスルっとはずれる場合では上記の方法を試す必要はなくキャップの締め込みのみしっかり行って下さい。
(成型上の微妙な具合ですのでいずれでも解消していくようになっています。)
使用開始から初めの内はエアが出てくる上部の部分に混じる大きい泡は中のパーツ其々が使用につれて馴染んでいけば
解消されていきます。キャップと本体隙間からの泡ですがポコン・ポコンと時々出る程度であれば、こちらも初めの内はキャップをきつく締めてセッティングに誤りがなくとも泡漏れが見られることがあります。
これは使用につれて上部から優先して空気が出ていくようになることと、中のセラミックプレート部(パッキン付)が使用につれて湿り気を
帯びるにつれて多少膨張することで空間を塞いでいくことにより段々と出なくなっていきますのでそのまま継続使用にて様子を見て下さい。
(1~4日程度様子見下さい)(後のメンテナンスを考慮して多少の遊びを設けているためです。)
使用初期ではなく大分使用してからの泡漏れはパッキン劣化も考えられますのでしっかりとセッティングをして、しばらく使用しても一向に解消されない場合はパーツ交換が必要になってきます。
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ご回答
今後のメンテナンスの上で泡が出なくなってくる対処方法の前にスーパーバブラーVの中に入っている各パーツ類の役割を
記します。
一番上にくるメッシュは下にある特殊ファイバー、特殊フィルム等を抑え込むことと生体に中をいじられないようにガード
する役割です。コケが生えてきた場合は泡の出を阻害しますのでメッシュ部分は柔らかいスポンジ等で物理的にこすって
洗うことができます。
次にくる特殊ファイバー(ふわふわした白い布のようなもの)はその下にある特殊フィルム(つやつやした光沢のある
フィルム)とあわせて泡の出方を左右する重要なパーツです。特殊ファイバー、特殊フィルムともにどちらかがなかったり、
順番等を間違えていると正しく泡が出ません。このメンテナンス方法は注意が必要ですので各パーツの
役割の説明の後に後述致します。
メッシュ、特殊ファイバー、その次にあるのが特殊フィルムです。このメンテナンス方法も注意が必要ですので
後述致します。
特殊フィルムの下にあるのが中央に穴があいたプラスチック製の薄いプレートです。こちらは上にくるパーツ類と下のパッキン等からの
物理的なダメージを抑えることと単純な抑え込みだけのために存在します。これは中に入っているパーツですのでコケが生える等は通常
ありませんがメンテナンスの際には柔らかい濡れた布で軽くふいてあげてください。多少白っぽく変色していたとしても大きく変形
していなければ泡の出には影響はありません。
中央付近に穴があいたパッキン付のセラミックプレートです。メンテナンスを考慮して多少の遊びを設けており使用初期においてキャップ
とねじ山のところから泡漏れが見られることがありますが、中のパッキン部分とセラミックプレート部分が使用につれて湿り気をおびてきて
多少膨張することにより徐々に解消していく仕組みになっています。この部分も通常コケが生えてくることはないので主なメンテナンスは
柔らかい濡れた布で軽くふいてあげる程度で十分です。セラミックプレート部分の白い場所がやや汚れてきていても泡の出に影響はありません。
パッキン部分は使用につれて劣化しますのであまりにも泡漏れが酷い場合は交換が必要です。メンテナンス時においてセラミックプレート部分が中央の穴以外にクラックが入ったりするとパッキンの抑え込みが上手くいかなくなり交換が必要になりますのでその部分だけはご注意下さい。
スーパーバブラーVの本体部へは根元の部分へ逆流防止弁が内蔵されています。
本体の根元部分は一見するとネジで入っているため構造上ははずすことができますがきつめに入れてあることと細い部分なので
通常はずせないとお考え下さい。本体内部へ水を入れて使用するものではないので中にコケが生えるということはありませんが、
間欠運転や水中へ長時間放置すると稀に中に水が入ってきてしまうと乾かすのが大変ですのでその点でも水中にある間は通気しっぱなし
の連続運転を推奨致します。また、逆流防止弁の部分は1年以上の長期使用によりバネも緩んでくることが考えられますので逆流防止弁
としての機能の宇維持、特に、中の特殊フィルム一式を交換しても泡の出がイマイチである場合はこの部分の劣化ということも考えられますので1年以上に渡り長期使用されている場合では本体部の交換が必要な場合もございます。
スーパーバブラーVの中に入っている上記のパーツ類の役割を踏まえて泡が出なくなってきた場合や通常のメンテナンス、長持ちさせる上で
注意するべきパーツは特殊ファイバーと特殊フィルムが肝になります。
それらのパーツ以外では柔らかいもの拭いたり等の物理的なメンテナンス方法で問題ありませんので常識の方法で行って下さい。
ここからは肝である特殊ファイバーと特殊フィルムのメンテナンス方法について記します。
通常のエアストーンで泡が出なくなってくるということはエアストーンがコケや汚れで目詰まりすることで泡の出が悪くなってきます。
スーパーバブラーVにおいて特殊ファイバーと特殊フィルムの重ねで使用する構造上、コケや汚れで目詰まりする部分は上の特殊ファイバー
部分のみとなります。もう一点、通常のエアーストーンと異なる点は特殊フィルムにおいてもコケや汚れで目詰まるという概念はありませんが
内部のナノ微細構造部分が濡れることによる空気の通り道を塞ぐことで泡の出が少なくなってきたり出なくなるという二つの目詰まり要因があります。見た目上の汚れによる目詰まりは見てわかりますが特殊フィルム側の濡れるという原因による泡の阻害は見た目ではわからないので汚れていないのに泡が出なくなったりした時はほぼ特殊フィルムが濡れすぎたことによります。それを解消させるメンテナンスでは泡が出なくなってくる原因が其々異なる特殊ファイバーと特殊フィルムでは別々の方法で行う必要があります。まずメンテナンスの前提として水の中にある間、もしくは一時的に水槽から本品を出している時も常に通気状態を保っておくか水中から出したら中のパーツをすぐに丁寧にはずして保管しておき個別のメンテナンス、または水槽掃除後に再セットする方法を用います。(しばらく使用した後に通気を一旦止めると水が逆進しやすくなっていて、それまで泡が出ていたのに急に出なくなる時はこれが原因です。またしばらく使った後に水中から出した状態でそのまま放置時間が長くなると中のパーツ同士がくっついて泡の出に影響し、メンテナンスが不可能になることもありますのでご注意下さい。)
「特殊ファイバーのメンテナンス方法」
この部分はコケが生えたり汚れによって泡の出に影響するので掃除が必要です。タワシ等でこすってしまうと素材の都合上ボロボロになってしまい、
交換が必要になりますので物理的な掃除方法ではごく柔らかい布等で軽くふいてあげる程度しかできません。(汚れがひどくなければそれで完了です)そこで下記の方法を推奨致します。
別容器で水に薄めの市販の漂白剤を入れて特殊ファイバーをそこへしばらく漬けておき、汚れを取ります。その後、
漂白剤の成分が水槽内へ入ってしまうと悪影響がありますので水で何度もすすいだ後に市販の塩素中和剤(カルキ抜き)を
規定量よりやや多めでしっかりと中和して残留物がないようにその後また何度か水ですすいで軽く自然乾燥させてあげます。
特殊ファイバーのみのメンテナンスは上記で完了です。汚れの具合が酷すぎたり水槽内の生体(水質に厳しいシュリンプ類)によっては
漂白剤の使用に大変注意が必要です(色々な状況があるので自己責任にてお願い致します。)ので漂白剤ではなく軽い掃除で汚れを落とすことが不可能である場合は特殊ファイバーのみの交換が必要なことがあります。(特殊フィルムは
後述の適正メンテナンスを施せばほぼ復活しますので泡が出なくてメンテナンスをしても泡が復旧しない場合は特殊ファイバーの
付着物によることが多いです。逆にいえば特殊ファイバーさえ交換してしまえば大丈夫ということです。掃除が面倒な方や特殊フィルム一式の交換はコストの
関係上ランニングコストが気になるお客様は比較的リーズナブルな特殊ファイバーのみの交換をお勧めいたします。)
「特殊フィルムのメンテナンス方法」
この部分はコケや汚れによる目詰まりではなく空気の通り道である中のナノ微細構造が濡れることで泡の出に影響致します。
汚れではありませんので洗う必要はありません。場合により特殊ファイバーと接している面がうっすら茶コケ等で見た目汚れて
いることもありますがその場合でも柔らかい布等で軽くふいてあげる程度で問題ありません。(見た目多少の汚れがあっても
使用に影響しません。)
この特殊フィルムのメンテナンス方法は直射日光に当たらない風通しが比較的良いところで完全にカラカラになるまで自然乾燥させて
使用前に下記の図のように、
手で優しく引き伸ばしてあげるだけです。(洗濯物も乾いたら縮むように特殊フィルムも乾いたら中の空気の通り道が縮んですぼまりますので手で引き伸ばしてあげることでその空気の通り道を復活させてあげます。)
注意点として手で優しく引き伸ばしてあげる行為で破いてしまわないように慎重に行うことと濡れている時にやってしまうと破れやすいのでご注意下さい。
特殊フィルムを乾かして再セットする上で、乾かすということは中のナノ微細構造上の空気の通り道にある水分を完全に乾かすことですので表面を乾いた布で拭いたり見た目乾いているようでも中までカラカラに乾いていることではないことがありますので最低でも1晩以上の乾かしが必要になります。
特殊フィルムが濡れる状況は間欠運転や水中放置の時間だけではなく連続使用においてもエアポンプで送り込む空気に含まれている水蒸気
が少なからず圧のかかる状況でずっと通気させることで少しずつ中が濡れていくことが原因で連続使用時でも泡が出なくなってくることが
あります。(特殊ファイバーの汚れとあわせて)
特殊ファイバー、特殊フィルムともにメンテナンスを行って再セットして下さい。
メンテナンスはいずれも時間がかかるのでエアレーションを行えない時間があることが気になられるお客様は予備の特殊フィルムセットを
持っておき、メンテナンスをするタイミングでそれと入れ替えながら交互に使用していくことで時間のロスがなくなります。
(汚れた方は次に備えて適正メンテナンスを行って保管)
まとめとして泡の出や長持ちさせる上で重要なのは定期的に特殊ファイバーと特殊フィルムを適正な方法でメンテナンスをすることになります。寿命のためにも使用中は連続運転で長い間放置させず、汚れやすい環境では特に特殊ファイバーのメンテナンス間隔(汚れすぎる前に)を早め早めで行うことが長持ちの秘訣です。
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