スーパーバブラーVの使用方法
本品はエアレーション専用です。CO2添加やオゾンでは使用できません。
※適合エアポンプは市販の90cm水槽以上で使うような吐き出し圧のやや大きいポンプが適合します。(特殊な高圧タイプを除く)
※業務用のブロワー等で空気の吐き出し量が多いものでも吐き出し圧が足りない場合はエアーが出ないもしくは量が少なくなってしまいます。
※エアチューブは一般的に市販されているものが適合します。(特殊な細いものや太いものでは接続できません。)
1、本体キャップをあけて中身を確認し内部パーツを取り出します。
2、特殊フィルムをしわを伸ばすように優しく伸ばしてあげます。(下図参考・新品購入時は行わずとも問題ありません。)
※特殊フィルムの内部構造はナノ設計により精密にプログラムされております。縮んでいたりすると泡の出に影響することがありますので軽く伸ばしてあげて下さい。軽く伸ばしてあげると内部構造が復活致します。
※特殊フィルムの伸ばす方向は伸ばせる向きがあります。上図のように伸ばしてみて"グィ~"と伸びる方向がありますので優しく伸ばして下さい。
(伸びない方向へ伸ばしてもあまり意味をなしません。)
※あまり強く引っ張らないで下さい。特殊フィルムが破れるなど物理的なダメージが大きいと使用できなくなります。
3、次に特殊ファイバーのみを取り出し水に濡らして下さい。
(特殊フィルムは濡らしません。)(また、特殊ファイバーは伸ばす必要はありません。)
(画像ではコップ内の水に入れておりますが水槽にそのまま飼育水につけていただいても問題ありません。)
3、濡らした特殊ファイバーと濡らしていない特殊フィルムを密着させます。
※特殊ファイバーは濡れた状態で特殊フィルムの片側と密着し、特殊フィルムの片側反対サイドは濡れておらずフィッティングした状態がベストです。
4、入れる順番を間違えずに本体へセットしていきます。
※上図のように本体キャップを逆さまにして内部パーツ(プレートまで)を入れ込んで(1)パッキンプレートをはめ込んだ本体(2)へセットするとやりやすくなります。
※CO2ディフューザーのように本体内部へは水を入れません。
※上図のように順番を間違えずにセットできましたら水槽壁面へ取り付けるためのキズゴム2個を本体突起部分へ取り付けて下さい。
5、空気中でエアポンプにつながれた任意のエアチューブを差込口へつないでエアポンプを動かして下さい。
※上手くセットされて通気されていると吐き出し口のメッシュ部分より"シューッ"とエアーの音がします。何も音がせず空気が来ていないように感じるときは内部パーツを入れ込む順番や適合エアポンプかどうか、セッティング段階で特殊フィルムが濡れすぎていないかどうかを確認下さい。特殊フィルムが濡れすぎている場合は乾かす必要があります。
6、水槽内へセットします。
※初めの内は上図のようにメッシュ部分などから大きい泡が混じったりしますがそのまましばらくお使いいただくことで徐々になくなっていきます。(使用環境により数日かかる場合もございます。)
※初めの内は本体と本体キャップの隙間から大きな泡が出ますが本体とキャップがまっすぐしっかりと締められている前提で、本品がなじんでくることにより送り込んだ空気が優先的に吐き出し口から出るようになることと、内部のパッキンプレートが使用継続によって湿り気を帯びてわずかながら膨張しわずかな隙間を塞ぐことで、キャップ隙間からの泡の出は収まっていきます。パッキンプレートのパッキンは使用状況により消耗しますのであまりにも隙間からの泡が多くなってきた場合は状況により交換(別売)が必要です。
※数日使用し続けても挙動がおかしい時(大きい泡しかでない等)は上手くセッティングできていない可能性がございます。特殊フィルムを乾かした上でもう一度入れ込む順番は特に注意しながら再セットしてみて下さい。
7、セッティングは以上です。クオリティを保って使用していく上でのメンテナンスに際して下部も参考にお読み下さい。
■使用開始より
特殊フィルムは気体は通しますが水は透過しにくい性質になっていますがエアレーションの間欠運転(日中運転→夜停止→日中運転→夜停止…等)を繰り返し行っていると特殊フィルムが濡れてしまうまでの間隔が短くなり、乾かす必要が出るまでの期間が短くなりますので水中にある間はエアレーションをし続ける形での使用を推奨致します。
(水中でエアポンプを止めてしまうとすぐに濡れてしまい乾かさなければならない…というほど脆弱ではありませんが長時間に渡る場合は一度水中から出して保管下さい。)
■コケに関して
特殊フィルムの性質によりエアレーション停止状態で本品を水中へ放置し続けないない限りは本体内部へ水が浸入しないため内部へはコケは生えません。外側はコケが生えてきて見た目が悪くなりましたら傷つきにくいスポンジなどでお掃除してあげてください。
本体内部へはコケが生えませんが内部パーツのメッシュと特殊ファイバーはコケが生えます。その部分のコケによって直ちに泡の出に影響する作りにはなっていませんが一部藍藻のようなベットリしたものや茶コケでも相当に生えてしまった場合は泡の出にも影響してきますので本体を水中から取り出し、内部パーツのメンテナンスを行って下さい。メッシュは普通にスポンジ等で洗えます。特殊ファイバーは布の1種なので水洗いや汚れがひどい場合は薄い漂白剤につけてその後中和し乾かす…等してあげて下さい。(あまりに汚れがひどくなった場合に備えて別売パーツもございます。)
※特殊フィルムはタワシでこる等の物理的刺激を与えず、また漂白剤につけたりしないで下さい。
■泡の出について
本品を使用し続けているとエアポンプで送り出した空気に含まれる水蒸気が原因で特殊フィルム内部を少しづつですが濡らすため2~4ヶ月位(使用環境によります)で初期より泡の出が弱くなってきます。この場合は特殊フィルムを乾かす必要があります。
1、自然乾燥(直射日光の当たらない風通しが良い場所で充分に乾かしてあげて下さい。)
2、急ぐ場合は注意点がありますがご家庭のドライヤーを用いて乾かすこともできます。ドライヤーの暑い熱風を至近距離で照射せず、温風程度を特殊フィルムから離して飛ばされないように注意しながら乾かしてあげると早く復活致します。
(至近直射は絶対にお止め下さい。変質して使えなくなります。)
3、充分に乾かした後、初期のセッティング方法でも書いた下記のように、
しわを伸ばすような感じで優しく伸ばしてあげてから再び初期のセッティング方法通りに再セットしてあげて下さい。
■急に泡が出なくなった?
急に泡が出なくなるシーンがあった場合は下記の可能性があります。
・エアポンプの停止やエアチューブがどこかではずれている、停電などの単純な物理的問題
原因を解消下さい。
・普段通り使っていたのにある日泡が出なくなった
使用状況でエアポンプの間欠運転もしくはしばらく通気せず水中放置していた場合、または通気連続運転をしていても数ヶ月に渡りずっと使用してきた場合に想定されますが駄目になった訳ではなく特殊フィルムの内部構造が濡れすぎてしまったためですので乾かして再度セットすると復活します。(製品寿命のケース除く)
・メンテナンス等で本体キャップをあけて再度セットしたら泡が出なくなった
本品をある程度使用した後の内部パーツ各種はやや湿り気を帯びてフィッティングした状態になっています。特殊フィルムの初期の頃は特性上、水が少しついた程度では内部構造まで濡らすことはありませんがある程度使用した後のタイミングでは内部が濡れやすくなります。こちらも乾かして再度セットすると復活しますがメンテナンス後、すぐにまた使用開始予定の場合は特殊ファイバーと密着していない側(通気側)の特殊フィルムの面は特になるべく濡らさないようにメンテナンスしてあげて下さい。
・特殊フィルムの物理的ダメージによるもの
特殊フィルムを何らかの形(ハサミで切ってしまった・タワシでこすった・手で破いてしまった等)でダメージを与えると使用できなくなります。油気のある液体を直接かける・漂白剤につける等もNGです。また乾かす際にドライヤーの熱風を直射する等も変質の原因となります。(60℃以上NG)
■特殊フィルムの寿命に関して
正しい使用方法・メンテナンスにおいて、使用環境によりますが特殊フィルムの寿命は1年~程度です。クオリティを保つため交換が必要になります。
■交換パーツに関して
下記図解部分の交換パーツ販売もしております。販売店舗様へお問い合わせ下さい。
1、スーパーバブラーV用交換メッシュ
S用 標準価格\400(税抜)、L用 標準価格\500(税抜)
2、スーパーバブラーV用交換特殊ファイバー
S用 標準価格\400(税抜)、L用 標準価格\500(税抜)
3、スーパーバブラーV用交換プレート
S用 標準価格\200(税抜)、L用 標準価格\300(税抜)
4、スーパーバブラーV用交換パッキンプレート
S用 標準価格\900(税抜)、L用 標準価格\1,200(税抜)
5、ライフホールディングス共通キズゴム4個入(SもLも同じキズゴムです。)
標準価格\300(税抜)
6、スーパーバブラーV用特殊フィルム交換セット
S用 標準価格\1,500(税抜)、L用 標準価格\1,600(税抜)
(特殊フィルム交換セットはメッシュ・特殊ファイバー・特殊フィルム・プレートがセットされています。)